『成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことである』
かの天才発明家トーマス・エジソンが残した言葉である。
何事も挑戦してみないと成功も失敗も経験できないのである。
ということで以前から気になっていたテラリウムを始めました。
これまでに植物を育てたのは小学生の頃、トマトや食虫植物を育てた以来になります。
テラリウムと言っても苔を愛でるのが目的のため生き物は入れる予定はありません。
オオカサゴケに一目惚れして、以前から育ててみたかったので、オオカサゴケの育成がメインになります。
事前準備
苔の育成は温度・湿度・照度を管理する必要があり、苔の種類によって難易度が変わります。
大抵の苔は以下の特徴があります。
①直射日光はNGだけど光合成できないと元気がなくなるので、ある程度の光が必要
②温度が高すぎても低すぎても枯れる
③湿度が高すぎるカビの発生や苔の腐敗、藻の繁殖し、湿度が低すぎると枯れる
苔の種類により容器が変わってくるため、まず苔の選定から行う必要があります。
①苔の選定
下記のショップがデータベースを提供して下さっているため、選定の参考にさせていただきました。

選定したのは下記3種類になります。
①オオカサゴケ

蘚類(せんるい)に分類される茎と葉を持つ苔になります。
ハイキングなどで山に行くとスギゴケをよく見ますがその仲間です。
街中ではお目にかかることはなく、育成環境がシビアなため、育成の難易度は高いと言われていています。
注意しなければいけないことは下記4点になります。
- 酸素が不足すると徒長(上に伸びる)してしまう
- 常に葉に水滴がついているくらい湿度が必要
- 日陰か明るい日陰(500~5000lx)で8時間程の光合成が必要 ※直射日光NG
- 温度は10度~25度程度にする ※30度を超えると元気がなくなるらしい
実際に育ててみた所感として、常に葉の湿り具合・開き具合・色を常に気にする必要があり、何度も様子を見にいくくらい気になります。
水の上げ過ぎも良くないと頭では理解してますが、頻繁に霧吹きをかけてしまいます(^^;)
直射日光はNGですが、かなりの照度が必要になるため、LED照明がないと厳しいかもしれません。
②コウヤノマンネングサ

蘚類(せんるい)に分類される茎と葉を持つ苔になります。
育成難易度はオオカサゴケと同じで条件も似通っているので、相性がいい気がします。
注意点もオオカサゴケと同じ下記4点になります。
- 酸素が不足すると徒長(上に伸びる)してしまう
- 常に葉に水滴がついているくらい湿度が必要
- 日陰か明るい日陰(500~5000lx)で8時間程の光合成が必要 ※直射日光NG
- 温度は10度~25度程度にする ※30度を超えると元気がなくなるらしい
直立茎で高さがあるため、背の高い容器を用意する必要があります。
葉の湿り具合が一目では判断しづらいため、湿り気がなさそうな時は触って確認しています。
モフモフの葉の手触りが良くてどんどん可愛くなってきます。
③コツボゴケ

蘚類(せんるい)に分類される茎と葉を持つ苔になります。
匍匐茎のため横に広がっていきます。
注意点はオオカサゴケと同じ下記4点になりますが、苔の中でも丈夫でらしくそこまで気にしなくても割と育つようです。
- 酸素が不足すると徒長(上に伸びる)してしまう
- 常に葉に水滴がついているくらい湿度が必要
- 日陰か明るい日陰(500~5000lx)で8時間程の光合成が必要 ※直射日光NG
- 温度は10度~25度程度にする ※30度を超えると元気がなくなるらしい
古い土や茶色い葉を落とさないとカビが生えてしまうため、植える際は一体化してしまっているコツボゴケを1本ずつばらす必要があるため面倒くさいです。
②必要道具
1.ガラス容器・蓋
・容器
容器の選定は苔の種類で変わります。
コウヤノマンネングサのような背の高い苔がある場合、バルーン型のような背の高い容器でないと苔が容器に干渉してしまいます。
横幅についてはどのくらい植えるかによるのでお好みになります。
・蓋
苔の育成は蓋が重要になります。
蓋には3種類あり、苔の水やり頻度や空気循環による苔の生育具合が変わります。
私はセミオープン型を選択しました。
| 蓋型 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| クローズド型 | ・湿度が保ちやすく、水やり頻度を抑えられる | ・温度が高くなりやすく、カビや藻が発生しやすい ・酸素が薄くなり、光合成できず徒長してしまう |
| セミオープン型 | ・ある程度湿度を保ちやすいため、水やり頻度を抑えられる ・外気を取り入れられるので徒長を抑えられる | ・クローズド型より湿度を保てないため、こまめな水やりが必要 |
| オープン型 | ・酸素不足にならないため、徒長を抑えられる | ・乾燥しやすいため、常に状態を監視し、水やりを1日に何度も行う必要がある |

2.土/砂
苔は湿度が高い環境で育てる必要があり、虫や細菌が入るとカビや藻が生えてしまうため、店で売っている土や砂を買うのが無難です。

3.水
水道水だと塩素で容器や苔本体が白くなってしまうため、塩素を含んでいない水を購入するといいです。
なんでもいいと思いますが、私は普段飲んでいる温泉水を使っています。
4.水差し
土手を固めるのに必要になります。
無くても問題ないですが、メンテナンスで土を濡らす必要があるため持っていると便利です。

5.霧吹き
普段から苔の葉を湿らせておく必要があるので、必須アイテムになります。
満遍なく行き渡る粒度の細かい霧吹きがおすすめになります。
6.ピンセット
苔の植え付けやメンテナンスで必要になります。
ある程度長いピンセットがあると便利です。
7.スプーン
苔の植え付けとメンテナンス時に土手を作るのに必要になります。
正直コンビニのプラスチックのスプーンで十分でした。
8.ハサミ
苔の植え付けやメンテナンス時に茶色くなった葉や伸びてしまった葉を剪定するのに必要になります。
剪定用のハサミがあると便利ですが、コンビニなどに売っているハサミでも問題ありません。
9.照度計
家の室内が何ルクスあるのか照度を測定して、設置場所を決める必要があります。
iPhoneのアプリにもありますが、より正確な値を把握しておくと間違いないです。
10.殺菌剤(ベンレート)
テラリウム作成してから1か月後にコツボゴケにカビが発生してしまいました。
アルコールが入っていない殺菌剤を使えば大丈夫との情報があり、ベンレートを即刻注文し、水で希釈し散布しました。
③設置場所の決定
照度計を使用して設置場所を決めます。
地域や時期や時間帯によって変わってくるので照度計でちょうどいい箇所を探します。
下記のような場合はNGになるため、しっかりと日陰になる箇所を探す必要があります。
オオカサゴケなどは500~5000luxの間で安定している箇所を選定する必要があります。
テラリウム作成
作成手順

コツボゴケを植え付けます。
11.絡み合っている根をほぐし1株に分割する
12.根と葉についている砂を水で洗い流す
13.茶色い葉を取り除く
14.ハサミで長さを整える
15.ピンセットを使い、土に植え付ける
※コツボゴケは古い土や茶色い葉を落とさないとカビが生えてしまうので、一本ずつ丁寧に植え付けた方がいいです
完成品
ジュラ紀を思わせるような原始的なテラリウムができました。
茎がある苔を入れると作れる幅が広がりますのでいろいろと試したくなりますね。
今回フィギュアなど小物を買っていなかったのですが、次やるときは小物含めてレイアウトを考えたいです。
最後に
苔は想像以上に照度が必要になり、管理が大変なため自動化を考えています。
とりあえずHomePodを導入し、スマート電球で管理するために準備を進めています。
植え付けてから1か月後にコツボゴケにカビが発生してしまいました。
早期発見でベンレートを散布したため問題ないとは思いますが、気が気ではありません。
育成にはかなり手間が掛かりますが、生き生きとした苔を見ていると癒しになりますので長生きしてもらえるように日々観察&研究ですね。









