【CCNP】ENARSIに挑む

Cisco

CCNPはコア試験+コンセントレーション試験の2部制になっており、前回はコア試験であるENCOREについて記載しました。
今回はコンセントレーション試験についてのメモになります。

CCNP ENARSI(Cisco Enterprise Advanced Routing and Services)とは

下記コンセントレーション試験の内の一つになります。
主に企業ネットワークを中心とした試験のため、他の選択科目よりも身近で受験者数が一番多いと言われています。

 ・300-410 ENARSI Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services
 ・300-415 ENSDWI Implementing Cisco SD-WAN Solutions
 ・300-420 ENSLD Designing Cisco Enterprise Networks
 ・300-425 ENWLSD Designing Cisco Enterprise Wireless Networks
 ・300-430 ENWLSI Implementing Cisco Enterprise Wireless Networks
 ・300-435 ENAUTO Implementing Automation for Cisco Enterprise Solutions
 ・300-440 ENCC Designing and Implementing Cloud Connectivity

前提条件

認定試験の受験に前提条件はありません。
シミュレーション問題が多いため、コマンドを打ち慣れていれば取得できます。
業務経験があると楽ですが、なくてもパケットトレーサ、CML、GNSなどNWシミュレータが充実しているため対策は簡単にできます。

勉強教材

1.CCNPイージス

無料で公開しているCCNPの教科書になります。
ボリュームがあるため前提を省いた解説の場合があり、業務経験がない人は白本から入った方がいいかもしれません。
私はほとんど理解している分野だったので利用させていただきました。
白本代浮いて助かりましたm(_ _)m

CCNPイージス:CCNP Web教科書(ENARSI 300-410対応)
CCNPイージス:CCNP Web教科書(ENARSI 300-410対応)

2.Ping-t

必須のサイトになります。
問題数が1300問程度あり、CCNPイージスでうろ覚えになっている箇所も叩き込まれます。
手入力するコマンド問題にも対応しており、時間勝負の試験のため瞬発力を鍛えられます。
Ping-tの問題が解けないと合格は厳しいです。

Ping-t

3.シュミレーションソフト(CML)

GNS3、パケットトレーサもありますが、DMVPNやIPSec、CoPPなどに対応していないのでCML一択になります。
CML無料版は5ノードまで稼働させることができます。
CML有料版はクラウド提供があるため構築をしなくても利用できるようです。

Access Denied

勉強方法

コア試験と違い試験範囲が限定的のため、短めの勉強期間で設定しました。
2026年7月~2026年8月の2か月を目標に進めました。

1.CCNPイージス

業務で使わない箇所を把握するために流し読みしていましたが、全然頭に入ってこなかったためサイトを見ながらCMLで構築してみると驚くほど理解が進みました。
白本と違い文字読むだけだと理解にくるしむため、CMLでアウトプットしてみてください。
本番試験はトラブルシューティング配分が大きいため、白本よりも趣旨として向いていると思います。

2.Ping-t

コア試験と同じ要領で進めれば問題ありません。
選択問題は習得度合をレベルで表してくれるため、レベルMAXの40レベルになるまでやりこみます。
大体自由演習を1周して、後は模擬試験をひたすら実施すれば40レベルまで行きます。
それでも不安な場合は模擬演習でフィルタ設定ができ、ミスが多い問題などで絞ることができるので苦手な問題を把握することができます。

あとはコマ問でミスがなくなるまで繰り返します。
実際の試験ではタブや?を使えるため丸暗記しなくてもいいのでスペルミスくらいであればスルーしても大丈夫です。
試験では3~4問トラブルシュート問題があり、時間が足りなくなるため瞬発力を養う必要があります。

3.トラブルシュート対策(CML)

CCNPイージス、Ping-tよりも時間をかけて取り組んだ方がいいです。
試験はトラブルシュート問題がメインと言っても過言ではないくらいの配分のため、試験範囲の問題は何も見ずに構築できるようにした方がいいです。
Ping-tのコマ門ではカバーしていない範囲(MPLS-VPN、DHCPv6など)も数多くあるので、できるだけ多く構築しておきましょう。

出費

CCNPを取得するには2つの試験に合格する必要があります。

コア試験(ENCORE)

名前費用(税込み)(日本円)
白本 (ENCORE)\5,940
Ping-t ※6ヶ月\4,950
CCNP (ENCORE)\62,480

コンセントレーション試験(ENARSI)

名前費用(税込み)(日本円)
Ping-t ※6ヶ月\4,950
CCNP (ENARSI)\46,860

試験の注意点

90分で40~50問をトラブルシュート問題込みで解く必要があるためコア試験以上に時間配分を気にする必要があります。
私の場合、DMVPNの問題で時間配分を見誤ってしまい、スタート直後に1問を40分費やし絶望しながら問題を解いていたため、最悪トラブルシュートの1問は捨てた方が良かったかもと肝を冷やしました。
最終的に選択問題は1問30秒くらいしか余裕がなかったです。

時間を掛けたおかげでVPNは100%でしたが、正直1問で詰むところでした。

ちなみにコア試験はAutomationで落とされかけました。

振り返り

最大の敵は時間です。
コア試験も時間が足りず余裕はなかったですが、時間配分は間違えていなかったのでちょうどいい満足感がありました。
コンセントレーション試験は1問目で退室を考えるくらいには時間が足りませんでした。
パニックになりそうな脳みそを抑え込んで何とか切り抜けましたが、トラブルシュートはもっと想定しておくべきだったと試験中に後悔していました。。。
AIも発展してきていますので、これから受験される方はCML環境をAIに壊させて問題を出してもらった方がいいと思います。
私は慢心していて面倒くさがってAIに頼らなかったです( ´_ゝ`)